遠視と近視の正しい知識

近視(きんし)と遠視(えんし)とではどちらの方(ほう)が良い(よい)と思い(とおもい)ますか?一般的(いっぱんてき)に遠視(えんし)とは眼(め)がよくて、近視(きんし)は眼(め)が悪い(わるい)と思っ(とおもっ)ている人(ひと)がたくさんいると思い(とおもい)ますが、実は(じつは)逆(ぎゃく)なのです。近視(きんし)も遠視(えんし)も屈折(くっせつ)に異常(いじょう)があります。正常(せいじょう)な眼(め)の人(ひと)の事(こと)は正視(せいし)と言います(いいます)。正視(せいし)の場合(ばあい)、普段(ふだん)は遠く(とおく)に焦点(しょうてん)があるので、近く(ちかく)の物(もの)を見る(みる)時(とき)に調節力(ちょうせつりょく)を働かせ(はたらかせ)ピントを近く(ちかく)に近づけ(ちかづけ)ます。近視(きんし)の人(ひと)の焦点(しょうてん)は遠く(とおく)ではなく最初(さいしょ)から近い(ちかい)場所(ばしょ)にあります。どれくらい近く(ちかく)にあるのかは近視(きんし)の度合(どあい)により違い(ちがい)ます。その焦点(しょうてん)よりも近い(ちかい)所(ところ)にはピントが自由(じゆう)に合う(あう)のですが、反対(はんたい)に焦点(しょうてん)よりも遠い(とおい)場所(ばしょ)はどんなに頑張っ(がんばっ)てもピントが合い(あい)ません。遠く(とおく)の物(もの)をはっきりと見る(みる)にはメガネが必要(ひつよう)になります。これに対(たい)して遠視(えんし)の人(ひと)の焦点(しょうてん)は、実は(じつは)何所(どこ)にもないのです。理論上(りろんじょう)では無限遠(むげんえん)よりもさらにずっと遠く(とおく)にあります。ピントを合わせる(あわせる)調節(ちょうせつ)をすれば遠く(とおく)が見え(みえ)ます、そしてもっと頑張れ(がんばれ)ば近く(ちかく)の物(もの)も見え(みえ)ます。このように遠視(えんし)の場合(ばあい)では近く(ちかく)も遠く(とおく)も一応(いちおう)見える(みえる)のですが、いつも調整力(ちょうせいりょく)を働かせ(はたらかせ)ていなければならないので、目(め)が疲れ(つかれ)やすいです。目(め)が疲れ(つかれ)た事により(ことにより)、頭痛(ずつう)や肩こり(かたこり)が起きる(おきる)ことがよくあります。学校(がっこう)でいつも落ち着き(おちつき)がない子供(こども)は実(み)は遠視(えんし)が落ち着き(おちつき)のない原因(げんいん)のこともよくあるのです。また幼児(ようじ)の場合(ばあい)では、遠視(えんし)が原因(げんいん)により斜視(しゃし)や弱視(じゃくし)になってしまうこともあります。以上(いじょう)のことより遠視(えんし)の場合(ばあい)、視力(しりょく)が良い(よい)ときでも絶対(ぜったい)にメガネをかける必要(ひつよう)があります。しかし近視(きんし)の場合(ばあい)では、その人(そのひと)に応じ(おうじ)てメガネはかけなくてもかけてもよいのです。アニメはユーチューブで無料動画が視聴できます

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近視と遠視とではどちらの方が良いと思いますか?

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